北九州市は昨今の少子化の影響もあり、どんどん子どもの人数が減っています。
政令指定都市の中では、1校あたりの児童生徒数、学級数ともに少なくなっています。
ところが、北九州市の小学校は、場所によって人数差が激しいです。
北九州市の大規模校はどこの小学校?
この少子化の時代に、一定数以上の大規模小学校があります。
人気のエリアなので、わざわざ引っ越してきたりするので人数が減らないんですね。
断トツで人数が多い若松区ひびきの小学校
北九州市で15年ぶりに新しい小学校として2017年に開校したひびきの小学校。
今まで北九州市の小学校は統廃合でどんどん少なくなっていたので、新しく小学校ができることはかなり珍しいことです。
なぜ、少子化の中で小学校ができたのかというと、ひびきの小学校エリアでは大規模な宅地開発が進んだからなのです。
しかも、学術研究都市もあり、コストコもあり、と施設関係者を中心に子育て世代がどんどん転入してきたものですから、小学校を作れるくらいになったんですね。
2020年度では、生徒数が1300人超えです。
ひえー!!
また、進学校への入学者が多い浅川中学校エリアであることも人気の一つです。
守恒中学校狙いの人が多い小倉南区守恒小学校
次いで人数が多いのが、小倉南区の守恒小学校です。
2020年度は900人超えです。
通学地域内に守恒中学校があることから、小学校から守恒に住む人が多いようですね。
ただ、新興住宅街というわけではないので、ひびきの小学校ほどの人数にはなっていないです。
守恒小学校エリアの賃貸住宅は激戦区となっております。
企救丘小学校も、一部エリアが守恒中学校校区なので人数も700人超えとなっています。
北九州市の小規模校はどこ?
ここでいう小規模校とは、1学年1クラスという単級しかない小学校です。
離島や山間部の小学校は含めていません。
八幡西区以外で小規模校が増加
北九州市では、全体的に1校あたりの生徒数が減ってきています。
1学年1クラスしかない小学校は、ここ数年で増えました。
八幡西区以外は、1学年1クラスの学校が1つ以上あります。
特に小倉北区は住宅街にある小学校にも関わらず、1学年1クラスしかない小学校がいくつもあります。
大規模な社宅がなくなったことも原因の1つでしょう。
統廃合される小学校はあるのか
北九州市では、「学校規模適正化推進事業」を行い、小規模校を近隣校と統合して適正な人数にしようとしています。
ところが、住民の反対に合ったりとかでなかなか進まないようです。
そうこうするうちに、2020年のコロナショックにより図らずしも小規模校のメリットが強調されることになりました。
ひょっとしたら、今後の小学校の統廃合の動きは鈍くなっていくのかもしれません。